参考:【夏休み自由研究③】作ってみよう!ペットボトルでろ過装置

ライフライン1.水道(水)

まずは、水道。震災時における水はかなり重要になりますね。
「水くらい2L~4Lくらい防災バッグに入れてるよ」という方もいるでしょうが、果たしてその重さを持って、非難することはできるのか?や果たして4Lで何日間しのげるのか?、飲料として以外の用途はどうするのか?などと準備していても足りなくなるのが水です。
しかし、汚い水ならいろいろな場所から汲んでくることができますよね?そして、飲み終えたペットボトルは汲むのに、最適な容器にもなります。
そこで、今回は汲んできた水をろ過できるミニろ過機をプチ工作を作っていきます。

ミニろ過器を実際に作ろう

<準備するもの>

ペットボトルは、ろ過できる水が少ないため、2Lが最適です。非常持ち出し袋に入れている使い終えたものを再利用しましょう。
また、ペットボトルの数を増やしたり、他の容器を増やすことで一度にろ過できる量を増やすこともできます。
ガーゼは、同じようなものならなんでも大丈夫です。石を種類ごとに洗濯ネットに入れて、そのまま使うという形でも行えます。
今回は、災害時ということで、けがの応急処置など他にも用途があり、非常持ち出し袋に入れておくのに最適なガーゼとしました。
石は、活性炭という炭やゼオライトや麦飯石という石が好ましいが、災害時という状況下によせて、今回は大きい石・小さい石としました。また、砂利もあれば好ましいですね。石は事前に準備して、非常持ち出し袋などに入れておくわけではなく、その状況下で使えそうなものをかき集めて、使用することになります。

ペットボトル 1つ(2Lだとなおよし)、ガーゼ 2~3枚、大きいの石 たくさん、小さい石 たくさん、はさみorカッターナイフ

<手順1>

まずは、準備した石を水で洗い、汚れを取っていきます。レジ袋や小さい洗濯ネットがあると洗いやすいですね。
実際の場合だと、水に流されている河の石が最適だそうです。
※河の流れや津波、水害には、十分に注意を払って集めてください

<手順2>

洗った石を太陽の当たる場所(窓際・屋外。ベランダ)などで太陽光に充てておくことで、消毒・殺菌をします。

<手順3>

用意したはさみorカッターでペットボトルを半分にします。
(初めの刃を入れる工程では、カッターの方が切りやすいですが、あまり差はありません。)
※切ったペットボトルは、両方使います!

<手順4>

用意したはさみorカッターでペットボトルのふたに穴を開けます。
コツは、くるくると両サイドから少しづつ開けていくことです。
※固いので、ケガには注意してください!

<手順5>

穴をあけたペットボトルのふたを閉め、ガーゼを1枚敷いていきます。
※出口がガーゼでおおわれるように敷いてください。
※ペットボトルの切り口で手を切らないように、気を付けてください。

<手順6>

大きい石をまんべんなく、敷き詰めていきます。

<手順7>

その上に、全体を覆うようにガーゼを敷いていきます。
※この時にガーゼのサイズによって必要な枚数が1~2枚と変動するため、必要なガーゼの枚数は2~3枚としました。

<手順8>

最後に、小さい石ををまんべんなく、敷き詰めていき、手順3で切ったペットボトルのもう半分を受け皿にすれば完成です。

実際にろ過してみよう

試しに水道水500ml入れてみました

いい感じにできましたね。
懸念していたろ過材に付着した砂などによる水の色の変化もなく、水量のヘリも思っていたほどではありません。
何回かろ過を重ねていくうちに、ガーゼなどが水を吸ってくるので、ろ過がよりゆっくりより確実になっていきます。
飲料水として、扱う際には、ライフライン3.ガス(火)で紹介する方法などで、火を起し、煮沸したのちに飲みましょう
※技術的に水質調査まではできませんでした、、、

最後に

今回のこのミニろ過器製作は、本当に実際の災害時にも持っているものしかないため、最も実用性が高そうであると考えました。
また、実際の製作を通して、ペットボトルを半々にすることで、受け皿にもできる点や河が材料集めに最適である点など調べたやり方以上の何かしらの発見や工夫もできたため、一度作ってみることでもより深い知識が身につくのではないかとも思いました。
みなさんもぜひ興味があれば作ってみてください。

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