ライフライン3.ガス(火)
続いてのライフラインは、ガスですね。ガスの主な用途は火になります。
火を使って、何かを燃やす・焼く・あぶる・温める・消毒する・照らすなどなど火には様々な用途が存在します。
しかしながら、災害時という状況下においてガスというものは、かなり危険なものにもなります。災害時の火事被害や事故、ひどい場合には火災旋風など時に自然災害そのものよりも大きな被害をもたらします。
そんな中で、ガスや火種になるようなものを「防災バッグにいれておこう」や「災害時に持ち歩こう」だなんて到底思えませんよね、、、
そのため、今回はガスがなくても火を得られるように、その場で簡単に手に入るアイテム・身近なアイテムで火・火種をプチ工作していきたいと思います。
身近にある簡単なもので火を起してみよう
<準備するもの>
今回の材料は、様々な代替が利きます。
ペットボトルに水を入れて、レンズの代わりにするのですが、そもそもそのペットボトルを眼鏡や懐中電灯のレンズ、虫眼鏡などのレンズそのものにしてしまっても構いません。
ティッシュと油性ペンは黒い印刷のある新聞紙や紙でも代替可能です。
また、ティッシュは紙やキッチンペーパーなどでも大丈夫です。
ペットボトルは、小さい方がやりやすいため、500mlが好ましいです。
ペットボトル、ティッシュ 1~3枚、油性ペン
<手順1>
まずは、用意したティッシュ(紙など)を写真のように折りたたみます。
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<手順2>
手順1で折りたたんだティッシュ(紙など)の真ん中を油性ペンで、塗りつぶしていきます。
※ティッシュの場合、破れやすいので優しく、しっかりと黒く塗ってください。
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<手順3>
用意したペットボトルに3分の1程水を入れます。
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<手順4>
太陽の方向を確認し、ペットボトルを通る太陽光の焦点が、手順2で塗りつぶした黒い部分にあたるように、配置していきます。
風で飛ばされないように、石などで固定しておくとやりやすいです。
※天気などの関係で時間がかかる場合が多いです。
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<手順5>
煙が出てきたら写真のように持ち替え、息をフーフーと吹きかけていきます。
そして、燃えやすいものに火種をつけ、点火していきます。
(今回は公園であったため、安全面もかねて点火は行いませんでした。)
※すぐ消えてしまう場合には、枯葉などを細かくして中にくるんでください。
最後に
今回は、他のライフラインに比べて、かなりあっさりしていますね。
実際昨今のキャンプブームなどもあいまって、火を簡単に起こすことのできる方は多いでしょう。
そのため、火に関してはファイヤースターターを持っていたり、ナイフでも火が起こせたりなどなど選択肢がかなり豊富なので、難易度はそこまで高くないでしょう
しかし、知っておくに越したことはないため、今回は技術や道具があまりなくてもできそうな1例を紹介させていただきました。
この方法は、災害時だけでなく、キャンプなどいろいろな場面で使うことができるため、気になった方は一度試してみてください。